中国高校英语教学近况及反思[英语论文]

资料分类免费英语论文 责任编辑:小天老师更新时间:2017-04-19
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大学英語教育の現状と課題-中国の場合-

1. はじめに

日本ではアジア諸国の英語教育が近年特に注目されており、英語学習者が約3億人以上いるといわれる中国もその例外ではない。英語は国際語として近年,英语论文范文,ますますグローバル化しており、中国政府もそれに対応できるような総合英語運用能力の養成に向けて改革を行っている。即ち、従来の文法・語彙知識中心授業に偏りがちであった英語教育措施から脱却し、新しいトレーニングモデルの構築、英語課程教学(学習指導要領)やテキストの改訂など「国家戦略」に基づく改革を行っているが、実態はどのようなものなのであろうか。現場のクラスを観察することは貴重ではあるが、中国での外国人探讨者の探讨調査、授業観察(井上、2017;沖原、1997;尾関、2017;沼野、1997 など)は重点校、拠点校で行われる事が多く、しかもよそ行き用で普段とは違う場合が多々あるようである。その記録はあくまでも「成功している一部のエリート校」のものであって「中国一般の現状」ではない場合が多く、平均像をつかむのは難しいと思われ。本稿ではその点を踏まえ、中国の大学英語教育の状況・実態を概観し、特徴をまとめ、「現状報告」を通してその外国語教育政策の意図を探りたい。また、今まであまり注目されてこなかった英語教育の問題点などを指摘し、終章では日本の英語教育の将来に示唆できる点などを示したい。

2. 中国の大学英語教育の諸状況

中国の大学英語教育は厳しい全国統一の選抜試験に合格した選ばれた学生達のためのものである。その学生たちは拘束力の強いカリキュラムにのっとり必死に勉強し、あるいはさせられ、ある程度の成果を挙げてきているようである。特に1978 年の開放政策以来、英語は科学技術などの外国知識を取り入れることのみならず、国際貿易の鍵として扱われている。到達目標は小学校から大学院に至るまで学習指導要領で明確に定められている。また、自分の専攻分野においては英語読解力をつけ、必要な情報を入手できるようになることが大きな目標になっている。特に理系分野においてその目標が強化されている(Wang、1999: 45)。中国の大学では全専攻とも英語は最短でも2 年間は必修科目であり、できるだけ英語を英語で教え、在学中の統一試験の突破が主な目標となっている。

2.1 目標とコース

大学英語教育の目標は、「学生の総合的英語応用力-特にリスニング,スピーキング-の育成に置く」、としており、一般、比較的高度、高度の3レベルに分かれている。例えば「一般レベル」では非英語専攻の場合、日常会話ができる, 準備すれば精通した話題について討論できる、表現が明確で発音、イントネーションが概ね正確である、などとなっている(本名、2017: 44)。非英語専攻コースは6 つのバンド(College EnglishBand : CEB1~6)に分かれており、それぞれ1バンド1ターム(1学期)となり、それに沿った授業を行う。教科書を使って進めてゆく方式が主流で授業は主に英語で行われる。各バンド終了時には学力検査がある。最終的には必修期間であるCEB4までを修了し、それに対応するCollege English Test(CET)4試験を受験しなければならない。これが多くの大学にて卒業要件と学位取得条件となる。これは大学生が一番気にしている試験であり、このために英語を勉強しているといっても過言ではない。

大学院進学希望者、外資系企業志望者などは彼らの進路に必須か、有利にするために1ランク上のCET6試験を目指す(沼野、1997;井上、2017)。レベルはCET4 級:およそ英検2 級~準一級レベル(語彙数約4200)、CET6 級:英検準1 級レベル(語彙数約5500 以上)であり、試験時間は125 分、4 技能を測り、読解問題、作文等の記述問題の量が多い。記述、選択式問題の両方があり、スピーキングテスト実施は大学の選択に任されている(井上、2017;Lin, 2017)。

2.2 テキスト

大学英語教育の中でも中心となるものは教科書である。中国の大学授業は日本と違い、学習指導要領、カリキュラム、統一英語テストが存在し、学習事項がコースごとに決まっている。その結果、教科書もおよそ固定されるため、特定の教科書が使われることが多い。主なものとして2 つあり、以下のものである。

*「大学英語(College English)」非英語専攻の大学で最も使われている教科書は“College English”シリーズであり(Wang、1999)、その中で最も使用頻度が高いものは“Intensive Reading(IR:精読)で、1冊約200ページ、語彙約5100,1冊1学期用、6学期分”である。
* 「大学体験英語(Experiencing English)」も最近採用大学が増えてきている。このシリーズは4 種類あり、 1タームで4冊、4学
期2年分だと16 冊である(本名、2017: 44)。単純計算すると、日本では2年間で3~4冊程の量、そして中国の半分程の厚さであるから、比較するとトータルでは日本の約8~10倍の学習量である。

英語教科書の構成、内容共通事項については、基礎力を重視し、4 技能が満遍なくつくように一冊に編纂されている(IR を除く)が、文法、読解、作文、暗記に重点が置かれている。また、練習問題の量が多く、同じ文法、語彙が繰り返し出現し、確実に習得させる傾向がある(spiral structure)。題材は極端な社会主義的主張は減ったが、自国礼賛の民族主義的主張が強めな内容が多い(市川、2017: 62;Wang & Gao, 2017: 5)。

2.3 英語授業の実態

ここで大学での英語授業の状況、実態を学生からのアンケート等を用いて調査した市川(2017 : 40)と末延(2017 : 134)のデータを一つの例としてその教育の実態を見てみたい。非英語専攻者の英語授業の概要を以下にまとめると、週に4~6 時間程度(120 分×週2 回、又は60~90 分×週4回)程度、授業があり、クラスザイズは18-40 人(30人以下が基本)、教師の英語使用率は60-90%、学生は50-70%、教師、教科書主導授業で練習問題と教師の説明が主なものであった。

メインコースはIntensive Reading(精読)、次がListening(聴解)であり、CET4のために学生は勉強し、英語専攻以外の学生のためか、多くの学生は英語そのものに興味は持っていない。しかしながら、ほとんどの学生がCET4 をパスするということであるから基本的な英語力は(強制的にせよ)習得されていると考えられる。今後の課題としてOral Exerciseの不足、試験のための勉強への偏り、Intensive Reading集中への弊害(メインアイディアをつかむ訓練がなされない)、などが挙がっている。また、Lin (2017)、横井(2017 : 6)によると、教え方は旧態依然としており暗記中心、唯我独尊的な点もあり、Teaching Methodology は無いに等しいとの報告もあり、その理由としてカリキュラム、テキストがどこの大学も同じで決まっているので、教え方、内容も大学による大差はあまりないようである。

3. 英語教育を含めた中国の大学教育の特長

特長をまとめるといくつかあり、まず、大学入学生の質の高さが挙げられる。,英语论文范文

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