日本の雑誌に現れた外来語に関する一考察
-『文藝春秋』を中心に-
裵耀翰
かつて日本は外国の文物について強い好奇心とあこがれを持って中国と朝鮮をは...
日本の雑誌に現れた外来語に関する一考察
-『文藝春秋』を中心に-
裵耀翰
かつて日本は外国の文物について強い好奇心とあこがれを持って中国と朝鮮をはじめとしてポルトガルなど西洋の諸国から積極的に外来の文物を取り入れた。今日は日本だけでなくどの国でも外来語が氾濫している時代で、外来語の受容に対する批判的な主張があるにもかかわらずテレビや新聞や雑誌でのみならず日常の対話の中でも外来語の使用はますます増えつつある。
本稿では最近の日本の雑誌を対象にして日本語における外来語の使用の実態を調べてみた。雑誌はもちろんその種類によって用語が偏重するかも知れないが、その時代の現実の状況をよく反映していて、専門の分野の語はもちろん日常の生活でよく接する一般的な語で成っている。従って、雑誌を通して外来語を調査するのは意義があると思われる。 調査の対象は日本の有名な総合雑誌の一つである『文藝春秋』の2007年の三月号、六月号、九月号、十二月号にした。
調査の内容はまず始めに、『文藝春秋』をその月ごとに分けて外来語の使用の実態を調べてみた。そして四ヶ月間の『文藝春秋』を総合して外来語の使用の実態を調べてみた。四ヶ月間の延べ語数は10443語で、一ページ当たり平均延べ語数は6.2語であった。使用の度数が一番高い外来語は242回現れた「テレビ」で、その次は「グループ」、「トップ」、「エネルギー」、「ゴルフ」などの順序に現れた。
次は、四ヶ月間の『文藝春秋』に現れた外来語を分野別に分けて調べてみた。外来語の分野別の分類は十の分野にした。一番外来語が多く使われた分野は社会ㆍ生活の分野で3746語が使われて全体の分野の35.9%を占めている。その次は文化ㆍ芸術、経済ㆍ経営、スポーツㆍレジャー、情報ㆍメディアの分野などの順序に現れた。外来語の使用の実態を分野別に分けて調べてみた結果、現実の生活を扱う日常的な分野であればあるほど外来語の使用率が高く、伝統が弱い分野であればあるほど多い数の外来語が使われていることが分かった。
最後には、四ヶ月間の『文藝春秋』に現れた外来語を語源別に分けて調べてみた。一番高い割合を占めている語源は断然英語で延べ語数の95.21%を占めている。英語の次はフランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ギリシャ語などの順序に現れた。
雑誌に使われた語彙は新聞同様に一般性と普遍性があるが、文語なので口語的な要素が不十分で雑誌の特性上、時事的な要素に偏重する傾向がある。そのゆえに外来語の考察において文語的な要素だけでなく口語的な要素を対象にしたもっと幅広い外来語の調査を実施して現代の日本語における外来語の使用の実態をもっと明らかに提示するのは今後の研究課題としたい。
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