要旨：太宰治は日本無頼派大師である。日本では、川端康成と三島由紀夫とともに戦後文学の頂点に立つ人物となる。太宰治は一生で自分の命の壊滅を自任し、二十五歳から五回自殺し、ついに四十歳の前に命を絶った。太宰畢生の作品が皆自分のことを底本にして、自伝的な作品を書いてきた。生前には毀誉相半ばするが、死んだ六十年も過ぎても絶えず人に追憶されていて、命日は記念日になった。

　　「人間失格」は太宰治最も重要な小説である。昭和23年（1948年）六月発表されて、その直後の六月16日、太宰治は自殺。享年38歳。だから、「人間失格」は太宰治最後の傑作と思われる。その故、特別な研究意味がある。

　　「人間失格」は大庭葉蔵が青少年から中年まで、酒と色事におぼれて、自殺、モルヒネ中毒で入院、「人間失格」、ついに身を滅ぼすという小説である。

　　私が論文に問題として検討するのは、何故大庭葉蔵が「人間失格」になったか。小説の分析を通じて、「人間失格」の源を発見し、そして、それを証明する。更に大庭葉蔵幼年期致命的な教育は「人間失格」の根本原因であることを暴き出す。

キーワード：源　父親　独断専行　家庭教育

摘要：太宰治是日本无赖派大师，在日本与川端康成，三岛由纪夫并列战后文学的巅峰人物。他一生以毁减生命为志业，从二十岁起五度自杀，终于在四十岁前了结生命；他毕生的写作都是以自身为蓝本，自传体式的回忆贯串文本；他生前毁誉参半，死去近六十年还被不断追忆，连忌日都成为节日。

　　　《人间失格》是太宰治最具影响力的小说作品，发表于1948年6月，紧随其后的6月16日，太宰治自杀而亡，享年38岁。因此，《人间失格》也是太宰治一生最后的力作。所以具有特殊的研究意义。

　　　《人间失格》主要讲述的是大庭叶藏从青少年到中年，如何酗酒、沉溺女色、自杀，因注射吗啡过量被送进病院，“失去为人的资格”，最后死亡的一个过程。

　　　而本文所要探讨的，是大庭叶藏为什么会“人间失格”，即“丧失为人的资格”，通过对小说内容的分析，从中发现“人间失格”的源头并予以佐证。再揭示大庭叶藏幼年时期致命的家庭教育乃是其“人间失格”的根本性原因。

关键词：源头 父亲 独断专行 家庭教育