要旨:川端は『源氏物語』の「物の哀れ」について、よく理解して、自ずからそれを自分の作品に活用した。自分の独特な芸術風格を形成した。その「美しくて悲しい」の芸術風格は『伊豆の踊り子』で、ある程度で表れて、『雪国』で、これに対してさらに探求したい。

　　そのため、私は『雪国』を通じて、その「美しくて悲しい」の芸術風格を研究する。まず、日本人の美意識「物の哀れ」を紹介して、その中も「幽玄」の審美意識に言及する。その次に、『雪国』の「美しさと悲しさ」を研究して、 女性の卑しい美、虚無の美、特に美しい徒労を通じて、「美しさと悲しさ」を表現する。最後、客観と主観の方面で、川端のその「美しくて悲しい」の芸術風格の形成の原因を探求する。

キーワード：物の哀れ；幽玄；徒労；美しさ；悲しさ

摘要:川端康成对于《源氏物语》的“物哀”精神心领神会，并将其自然而然的融会在自己的创作之中，形成了自己独特的艺术风格。其“美而悲”的艺术风格在《伊豆的舞女》中就有所表露，而在《雪国》中对此又做了进一步的探索 。

　　　因此，我从《雪国》出发，研究其“美而悲”的艺术风格。首先，介绍日本人的审美意识“物哀”，其中也提及到“幽玄”这一审美意识。其次，研究《雪国》中的“美和悲”, 通过研究女性的卑贱美，虚无美，尤其是徒劳的美，来表现“美和悲” 。最后，从客观、主观两个方面来探讨川端其“美而悲”艺术风格形成的原因。

关键词：物哀；幽玄；徒劳；美；悲