要　旨：日本のアニメというと、まず宮崎駿という人が頭の中に浮かぶはずであろう。実に、宮崎駿は数十年前から国際映画業界の認められている。1980年以来、現在（2008年)、もう67歳の高齢アニメ巨匠はずっと世界で最も新機軸を出す芸術家の一人と言われている。宮崎駿の作品は、自分なりのスタイルを持っている。しかし、『千と千尋の神隠し』の放送とともに、宮崎駿の創造スタイルも変わった。自分の表現したいことを表現した時、以前と違って、映画の興業に影響を与えることがある。

　　なぜなら、まず、今の時代は利益を追求し、アニメの領域が徐々に商業化になっていたからである。

　　また、宮崎駿は三年間隠れていたから、2001年に（『千と千尋』（略語）を持って）カムバックしたまで、この間は自分の経歴とともに、自分の意識も変化にしてきた。

　　最後、ジブリの映画はコンピューターではなく、伝統のやり方を作って、コストがますます高くなっている。また、新人の養成するためのコストも高くなる。会社を経営し続けるために、お金を儲けらなければならない。そして、映画の興業をよくするために、観客の興味を気にせざるを得ない。

　　『千と千尋』をきっかけに、宮崎駿の映画は元の原則を打ちやぶって、商業化になっていた。『ハウルの動く城』の作り方からも、こういうことが前より明晰に分かってきた。したがって、宮崎駿の以降の作品はこの特徴が更に明らかになったと推測してみたい。

　　宮崎駿の個人に対する評価と彼の作品について紹介する文章が多くであるが、彼の創造スタイルの変わった原因、並びに今後宮崎駿の作品の遂げる発展についての文章が少ない。本稿では宮崎駿の経歴と現在のアニメ映画の発展を通して、彼の創造スタイルの変化原因を説明してみたい。それから、2004年に上映した『ハウルの動く城』を参考して、以降の作品の発展方向を推測してみたい。

キーワード：宮崎駿　商業化　アニメ　変化　発展