要旨：童謡とは、子ども向けの歌である。童謡はただ「子どもの歌」だけでなく、実はいろいろな意味がある。日本では、童謡は三つの意味がある。まず、子どもたちが遊びながら歌った歌、またはわらべ歌である。次に、大正時代に生まれた新しい童謡、いわゆる創作童謡である。最後に、子どもたちが創作した児童詩である。

大正時代は国際民主思想の影響を受けて、日本社会に自由・民主の風潮が盛んになった。大正時代は鮮明な現代性を持って、すなわち、自我確立や自我主張することとや、個人主義と理性主義を宣伝することは、大正時代の基調になる。童謡の進歩は文化の革新を表している。『赤い鳥』の創刊をきっかけに、日本の童謡運動が始まった。大正時代は日本童謡の黄金期であるので、大正時代に童謡の特徴や時代の進歩と離せないと考える。

日本の童謡について、歴史記録や分析があり、日本の童謡の文化についての研究もたくさんあり、童謡の各表現の分析があり、有名な童謡詩人に対する研究もある。ただし、その黄金時代の童謡の特徴について、まだ深くて具体的な研究がない。大正時代は短くても、日本にとって重要な役割を立つ。そのため、本稿は大正時代の童謡を中心として、童謡の主題・言葉・表現技巧・リズムの表現特徴から、童謡の童心ロマンチシズム・リアリズム・ヒューマニズムの思想特徴まで、日本童謡の特徴をまとめて分析する。大正時代の文化の大衆性・開放性・民主性と自由性という特徴を説明する。大正時代の文化特色をよく理解する。

日本の童謡は文学・音楽・教育などとお互いに影響し合っている。大正時代の研究者が童謡に新たな意味を与えたおかげて、童謡は日本音楽史・文学史・教育史の中の不可欠な部分になる。また、童謡は豊かな文学性・音楽性・思想性を持っているから、研究する価値がある。

キーワード：日本；童謡；大正時代；特徴；文化

目次

要旨

中文摘要

1. はじめに.1

2. 日本における童謡の発展について.1

3. 童謡の表現特徴.2

3.1 主題

3.2 言葉

3.3 表現技巧

3,4 旋律

3,5 リズム

4. 童謡の思想特徴.7

4.1 ロマンチシズム

4.2 リアリズム

4.3 ヒューマニズム

5.童謡の特徴から見ると大正時代の文化特色. 10

5.1　大衆性

5.2　開放性

5.3　自由性と民主性

7.おわりに.12

参考文献.13

謝辞.14