主旨:中国では五千年の歴史の中で、色彩文化の積み重ねによって中国の特色の文化を形成された。それでは、一衣帯水の隣国である日本は古い時代から伝播してきた中国の色彩文化の影響を受けた。それでは、日中における色彩文化、特に「赤」文化はそれぞれどんな様態を呈しているか、その異同は何か、また、「赤」文化はどのようにその国の色彩文化を反映させるかという点について解明することを目的とした。従って、本論は「赤」を中心に、主に歴史、民俗、生活文化、政治、言語学などの各方面に現れた色彩に関する現象の分析を通して、日中の色彩文化とその赤色に含まれた独特の文化意識を研究し、それによって日中の色彩文化の違いをより深く理解しようと思う。

キーワード：歴史、民俗、政治、色彩文化、赤

中文摘要:中国在五千年的历史当中,形成了具有中国文化特色的色彩意识。而日本为其一衣带水的邻邦,其文化的形成及发展都受到了中国文化的影响。中日两国的色彩文化，特别是“红”文化各自以怎样的状态呈现，它们间的异同点是什么，还有，“红”文化是如何反映一个国家的色彩文化的。本文的研究是以阐明上述这些问题为目的，以“红”为中心，主要通过分析历史、民俗、生活文化、政治、语言学等各方面所表现的色彩现象，研究中日色彩文化及其红色所蕴涵的独特的文化意识，以便对中日色彩文化的异同有更深的了解。

关键词：历史；民俗；政治；色彩文化；红