《李陵》中的儒家思想与道家思想/
『李陵』における儒家思想と道家思想
要 旨
周知のように、中島敦は漢学者の家系に生まれ育った。彼の著作には豊かな古典教養と卓越した知性の輝き、高い芸術性が感じられる。とくに中島敦の集大成の著作、また遺作として知られる『李陵』は、中島文学の探讨者に注目されている。『李陵』における中国艺术についての探讨も数多く、出典と著作とを比較する論文は漢学の探讨の一種と言えると考えられるが、現在見られるこれらの探讨は大体著作人物の性格と運命、それに作者の思想を中心に論じたものである。今まで『李陵』という著作における、純粋で、詳細な中国艺术の表現についての探讨は十分行われたとは言えない。古代中国の春秋・戦国時代に現われたさまざまな思想を諸子百家と呼び、中でも後代に強い影響を与えたのが、儒家と道家である。それ故に、本稿では「中国艺术の重要な構成要素として、儒家思想と
道家思想がどのように『李陵』に表現されたか」という問題について少し略论してみたい。
キワード:中島敦; 『李陵』; 儒家思想; 道家思想
目 次
本 論
1、はじめに4
1.1中島敦と『李陵』4
1.2先行探讨4
1.3本稿の目的と探讨措施5
2、『李陵』における儒家思想6
2.1儒家思想とは6
2.1儒家思想の表現6
3、『李陵』における道家思想7
3.1道家思想とは7
3.1道家思想の表現8
4、終わりに9
参考文献 10
謝 辞11
注 釈11 ,日语论文,日语论文 |