目次 摘要、关键词 要旨、キーワード 前書き 本論 (一) 接続詞 (1)「が」 (2)「けれども」 (3)「しかし」「しかしながら」の区別 (二) 接続助詞 (1)譲歩関係の接続助詞 (a)「ても」 (b)「たって」 (c)「とも」 (2)転換関係の接続助詞 (a)「が」 (b)「けれども」「が」の区別 (c)「ながら(も)」 (d)「~つつ、~つつも」 (e)「のに」 (三) 逆説を表わす機能語と慣用型 (1) 「くせに」と接続助詞「のに」は違う場合 (2)「といっても」 (3)「からといって」 (4)「といえども」 (5)「とはいえ」 (6)「にもかかわらず」 (7)「にしろ/にせよ」 (8)「と思いきや」 結び 文献
日本語の逆態接続について 前書き 日本語の中で文と文との接続方式がだいたい三種類に分けられる。それは単純接続、順態接続、逆態接続である。逆態接続とは後の事柄が、前の事柄にとって矛盾、対立する意味を表わす。逆態接続には譲歩関係と転換関係が含められている。前者は未然であるが、後者は已然である。 逆態接続は日本語の表現の重要な構成部分である。また、日本語が言語構造の上で「粘着語」に属して、単語と単語、前文と後文、ないし、章節と章節の接続がきわめて重要である。日本語の逆態接続は中国語よりわりあいに複雑であり、中国の学生が日本語を勉強する難点の一つでもあると言えよう。 本論 日本語の逆態接続の表現は豊富多彩である。おもに(1) 接続詞(2) 接続助詞(3) いくつかの逆態接続を示す機能語と慣用型を通じて表わすのだ。上に述べた表現は意義の上で、お互いに置換できるものもあれば、置換できないものもある。その中では、ある独特な修辞色彩、特殊な用法を持っているからだ。 「接続助詞」と「接続詞」は働きの上から言えば同じであるが、前者は文の末にあり、後者は文の前にあるということである。また、形式から言えば、前者は他の語に付属しており、後者は独立している。従って、「彼女はなかなかの美人であるが、しかし、愛嬌がない。」の「が」は前者だが、「彼女はなかなかの美人である。が、しかし、愛嬌がない。」の「が」は後者ということになる。 「が」「けれども」は接続詞であり、接続助詞としても用いられている。 (一)まず、逆態意味の接続詞について、いくつかの例を挙げよう。 (1 ) 「が」:1.外観はりっぱだ。が、内容が意外によくない。 译:外观很美观。但是,内容却意想不到地不好。 (2 ) 「けれども」:2.間違いはあるまい。けれども念のために調べてみた。 译:没有错误。但是为了慎重起见检查看看。 (3 ) 「しかし」と「しかしながら」 3.手紙を出した。しかし返事は来なかった。 译:信我发出去了,但是没有回音。 4.そのニュースを聞いて皆泣いた。しかし私は涙が出なかった。 译:听到这一消息,大家都哭了。然而我却没有流泪。 5.彼の計画は思いつきとしてはすばらしいと思います。しかしながら、実現は不可能です。 译:我认为他的计划设想是不错的,日语毕业论文,但是,日语论文,就是不可能实现。 6.彼女のしたことは法学の上では決して許されない。しかしながら、人道的には同情の余地が十分ある。 译:她的做法在法学上是绝不允许的,但是,日语论文,从人道主义的角度去考虑还是有值得同情的一面。 「しかし」は後文で現われた事態が前文から予想される結果とは違う。書面語の表現方式である。口語では、討論会、講演などの厳粛な場合で使う。「しかしながら」「しかし」のように、同じ意味を表わす語でも、その使われる文章によって使い分けをしなければならない。「しかしながら」は書面語調が重々しい。厳粛な会話、あるいは文章に使う。とりわけ、ロジック推理の文章に使う。 (二)日本語の中では、逆態接続を示す接続助詞はたくさんがある。 (1) 譲歩関係の接続助詞 (a)「ても」は動詞、形容詞、助動詞連用形の後に続く。文章にも会話にも使ってもいい。 Ⅰ仮定の譲歩条件を表わす。ある条件が存在すれば、後項は述べた結果がまだ発生した。 7.たとえ小さくても、質は上等だ。 译:就算是小,质量也是上乘的。 Ⅱ既定の逆接条件を表わす。前項はある既定条件をもって、後項は前項と相矛盾の事項を述べる。 8.花子は眼を閉じても頭は冴えるばかりであった。 译:花子就是闭上眼睛,脑子也还是清醒的。 Ⅲ無条件の条件を表わす。前項の条件は変わっても、後項は変わっていない客観現象だ。 9.平行線はいくら長く引いても交わらない。 译:平行线不论延伸多长,也不相交。 (b)「たって」の接続措施と意味はだいたい「ても」と同じである。一般的に自由な会話に使う。 10.冬になったって、雪は降らない。 译:即使到冬天也不下雪。 (c) ある時、文語助詞「とも」は現代の文章では現われる。動詞、動詞型助動詞未然形+う(よう) の後、形容詞、形容詞型助動詞連用形の後に続く。文法の意味からと言えば、「ても」と同じである。 11.たといどんなことが起ろうとも、決して声を出すのではないぞ。 译:不管发生什么事,都不准出声呀!
上一页 [1] [2] [3] 下一页 |