西川满和台湾文学/
西川満と台湾文学
要 旨
西川満は日本の統治下における台湾で最も活躍していた日本人作家である。彼は台湾で三十三年間生活し、台湾を第二の故郷だと認識する。日本に引き上げた後も台湾に愛着を持ち、終生台湾のことを著作に書き続けた。
氏が本格的に、台湾で文芸活動を展開したのは一九三四年一月に、自宅で「媽祖書房」を設立してからのことである。雑誌『媽祖』を皮切りに、多くの限定本、詩集と雑誌を刊行した。一九三九年、西川満は「台湾詩人協会」を成立して、六十三人の作家を収録した『華麗島』を刊行した。後に、「台湾詩人協会」を改組し「台湾文芸家協会」を設立、雑誌『文芸台湾』を刊行した。『文芸台湾』は全台湾の作家を網羅して、その発行により、台湾の文学界は盛り上がった。西川満は台湾文学に対する熱意と主張にこだわり、また、新人作家を育てることに力を入れた。その結果、新しい台湾人作家と著作が次々と誕生して、台湾文学も全盛期を迎えた。台湾文学の発展期に代表的な作家として台湾文学の発展に貢献した意義は大きい。
キーワード:西川満、日本植民地時代、台湾、台湾文学
目 次
はじめに 1
1.西川満の略歴と台湾渡来 1
1.1西川満の生い立ち 2
1.2西川満の台湾渡来 3
2.西川満と台湾文芸活動 3
2.1詩集創作 3
2.2雑誌編集 4
2.3小説創作 5
3.西川満の文学観、創作態度 6
3.1西川満の文学観 6
3.1.1漢艺术と漢籍への親しみ 6
3.1.2異国情緒への愛着 6
3.1.3神様への尊敬 7
3.2西川満の創作態度 7
終わりに 9
参考文献 10
謝 辞
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