安房直子童话著作中的善与恶[日语毕业论文]/开题报告/文献综述
安房直子の童話における善と悪
要 旨
安房直子は童話の世界に忘我した作家である。彼女のファンタジー童話は子供たちに美しい「夢の世界」を与えてくれた。これまでの探讨は安房著作の創作措施についてのものが多いが、安房直子その人と安房直子の「善悪観」を探讨したものはあまりない。
安房直子の童話著作を読めば、それらは大衆のレクリエーションのために創作されたものではなく、個人の人生観や、「善」と「悪」に対する考え方を述べたものだと分かる。本論文では『きつねの窓』、『兎屋の秘密』、『木の葉の魚』の三篇を中心に略论した。どの著作でも、いい役と悪い役がある。安房直子はいい役を素敵な人物として描くと同時に、悪い役もあいまいな言葉でその悪さを軽減した。この点から考えれば、「因果応報」は安房著作が読者に伝えたいものではないと思われる。この世界は、普通「善」と「悪」という対立する二種類のものが存在すると思われているが、安房直子の目から見れば、いったいどんなものが「善」なのか、どんなものが「悪」なのか、一口には言えないのである。彼女は「善」と「悪」、つまり「よいもの」と「悪いもの」を峻別するのではなく、両者の間にある一線をぼかしたいのだ。作者のこんな意図から見れば、「悪い」ものもその心の奥に、暖かくて柔らかいところがある、ということが分かる。安房直子はこれを通じて、特別な「善」と「悪」に対する認識を教えてくれた。
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