日本人は会話中にあいづちやうなずきを頻繁にする習慣があると言われる。「はい」とか、「そうですね」とかの言葉によるものも、頭や上体をまえに倒すみぶりだけのものもふくまれている、ある調査によれば、日常会話の場合には数秒に一回の割合で観察されるほどてある。他人が話しているとき、まったく返事しないで聞いていると、しばらくして相手は話すのをやめてしまうのであろう。逆に、「はい」とか、「そうですね」というようにあいづちをつきながら聞いていると、他人はどんどん話し続けていく。 例えば、会話ではあいづちを打たないでいると、話している相手は「ねえ、聞いてるの」「あ~の~」など、あいづちをせかしてきる。あいづちを打たないことが何回か重なると「疲れてるの」「体調が悪いの」しまいには「寝てるの」とまで言われ、不審に思われるだろう。 「そうでしたか」、「うん、うん」、「よかったね」など、いつでも気軽に声を出して、いくつかの異なるあいづちを打てば、それだけでも日本人はコミュニケーション上手のイメージを相手に与えることができる。このろうに日本人と接して外国人が「日本人がほんどうにやさしくて、わたしの話を聞きていてくれるね」を感じることになる。 日本人の「はい」とか、「そうですね」という言葉は、すべで「そのとおりだ」という肯定の意味で行われるわけでわなく、単に「そういうこともあるのですが」と相手の話を聞いているサインとして発しているだけの場合が多いことに注意すべきである。 1.4省略現象 1.4.1「どうも」による省略現象 日本で、友人に道で会ったら「やあ、どうも」と言えばいいし、忘れる時は、「それでは、どうも」と言っておけばよろしい。「どうも」は、日本語では単独でも、さまざまな場面に広く使われているが、長々と述べる話を省略できる。 「どうも」は、「どうもありがとうございました」「どうもお疲れ様でした」(丁寧さを示す)、「どうも具合が悪い」(はっきりわからない時に)、「どうもおかしい」(全く)、「どうも賛成しかねる」(否定の語気を緩和する)などの如く、多義的である。また、「どうも」の後に来る言葉の如何によって自在に意味が変わるので、「どうも」だけではその後にどんな意味が省略されているという 。 「どうも」の語源については、柳田によれば ,日语论文,日语毕业论文 |