【摘要】
日本の映画著作から見る戦後日本の核家族化――小津安二郎の著作を例として核家族化は第二次大戦後、アメリカがビキニ環礁で核実験を行った頃から流通し始めた。日本では、1963年には流行語となった。しかし日本では江戸時代から核家族は一般的な家族形態であり、戦後に急に広まった家族形態というわけではない。ただし、医療技術の発展などにより平均寿命が飛躍的に長くなり、それに伴い夫婦二人もしくは一人暮らしの高齢者が増加したため、「核家族」という家族形態によるデメリットが顕著になった。 日本の場合、核家族率そのものは1920年に55%とすでに過半数を占めており、1960年代に急激に上昇したものの、1975年の約64%を頂点としてその後は徐々に低下し始めている。1975年以降、単独世帯、特に高齢者の単独世帯が急増しており、これは産業構造の変化や人口の都市化、転勤などの物理的事情により、子ども世代が長寿化してきた親夫婦と同居することが困難になっている現状を示している。 日本の映画著作のなかで、核家族化の問題をよく提起している。しかし、日本の映画著作、とくに戦後初期の映画で反映された日本家族の変化についての探讨が少ない。核家族化という単語がまだ流行っていなかった時、日本の映画はどのようにこの問題を提起してきたかということを取り上げ、検討することは意義があろうと思う。 キーワード:核家族化、小津安二郎 摘 要
第二次世界大战以后,美国在比基尼岛进行核试验时,核家族化这个词开始使用。1963年,这个词开始在日本流行。但日本的核家族化从江户时代就已开始,并不是在二战后才快速扩大化。然而,随着医疗技术的发展,平均寿命大幅度增加,随之而来的夫妇二人或一人独自生活的高龄人口不断增加,核家族这种家庭形式的缺点愈发显著。 在日本,日语毕业论文,核家族化率自1920年就已经超过了半数达到55%,1960年代急速上升,在1975年达到定点,约为64%,之后开始缓慢下降。1975年以后,独居者,尤其是高龄独居者激增。相较于产业结构变化、都市化、工作调动等,日语毕业论文,子女的长寿化使得夫妻同居变得越来越难。 核家族化是日本电影的经典主题。但是对于日本电影,特别是战后初期日本电影中反映的核家族化的探讨却少之又少。在核家族化还没有在日本流行开来时,日本电影是怎样讨论核家族化的?这个问题十分值得探讨。 关键词:核家族化,小津安二郎
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