【摘要】 日本語の「た」は中国語の「了」とよく似ているけれども、まったく同じであるというわけではいかない。本稿ではテンス、アスペクト、ムードという視点から、日中両語の対比手段を通じて両語の意味を略论し、その共通点と相違点を考察する。次のような結論が見られる。(1)テンス上では、「了」はテンス上の用法がないので、「た」は過去を表わすとき、「了」と対応できない。(2)アスペクト上では、「た」と「了」とは両方でもアスペクトの用法があり、対応できると対応できない場合もある。(3)ムード上では、両方も感嘆、回想、命令などのムードが表せるけれども、訳すときもいろいろな形式がある。「た」で表すムードは「了」に訳すとは限らない。 キーワード: 「た」 「了」 共通点 相違点 比较略论日语“た”与汉语“了”的对应联系 |