中图分类号:H36 文献标识码:A 文章编号:1007-0745(2017)08-0128-01 中国论文网 摘要:“猫”在日本艺术中占据着重要的地位,可以说它已经成为了一种独特的艺术现象。日本人非常喜欢猫,对猫抱有一种特殊的感情,这是人尽皆知的,但很多有关猫的惯用表达却含有贬义。其中的“猫形象”也并不好看。本稿以有关猫的常用的惯用表达为探讨对象,举例略论研讨“猫”的坏形象。 关键词:惯用表达 猫形象 贬义 坏形象 1.はじめに 「猫」は日本艺术の中で非常に重要な位置を占めており、既に独特な艺术になったと言えるだろう。この独特な「猫艺术」も日本語に様々な影響を与えている。しかし、「猫艺术」自体を探讨する人は多くいるが、慣用表現の中の「猫」はどのようなイメージを持っているかという視点から探讨する人は少ない。そのため、本稿は「猫に小判」を始めとする猫に関する常用の慣用表現を探讨対象として、実用例を挙げて「猫」のイメージについて検討する。 2.慣用表現の中の「猫」のマイナスイメージについて では、慣用表現の中の猫は一体どのようなイメージを持っているか。まず、「猫に小判」からその「猫」のイメージについて考察する。 (1)「猫に小判」とは猫に高価な小判を与えることである。それはどんな貴重なものでも、その価値がわからない者に与えては、何の役にも立たないことのたとえである。 例:砂漠とサバンナの国、美しい大自然、陸路二日間。うーん、美しい大自然って、私には猫に小判のような気がする。(山田詠美、「日はまた熱血ポンちゃん」) この例では、作者は大自然の美しさを理解できない自分を小判の価値の高さがわからない猫にたとえた。つまり、「私」と「猫」、「美しい大自然」と「小判」の対応関係が成立している。自然がどんなに美しくても、「私」のような愚かな人はその美を味わえない。そのため、ここでは、猫は大自然などの美しさに対して鈍い人として扱われている。それは多分中国語の「对牛弹琴」に近い意味であると思われる。 (2)「[猫に鰹節]とは猫の近くに猫の大好物である鰹節を置くことである。それは好物をそばに置いて、油断ができないこと、過ちが起こりやすいことのたとえである。 例:彼に酒を預けるなんて、猫に鰹節だよ。今頃はもう飲んでしまってるよ。(井上宗雄、「慣用句辞典例解」) この例では、「彼」と「猫」、「酒」と「鰹節」の対応関係が成立している。すなわち、酒を飲むのが大好きな彼に酒を預けたら、飲んですぐに無くなってしまうということを、鰹節を食べるのが大好きな猫のそばに鰹節を置くと、猫はそれを食べることを我慢できず、すぐに全部食べてしまうということにたとえた。ここでは、「猫」は油断してはいけない相手として扱われている。なお、「猫に鰹節」は中国語の「虎口送肉」とほぼ同じ意味を持っている。 (3)「猫の手も借りたい」とは非常に忙しく、いくらでも人手がほしいさまを表現するたとえである。 例:先月は注文が多くて、猫の手も借りたいほどの忙しさだった。(井上宗雄) この例から、話し手の先月の仕事が非常に多く、何の役にも立たない猫までも自分のことを助けてほしかったという気持ちがわかるだろう。では、なぜ人が忙しい時に猫のことを思い出すのかを考えてみると、それは猫がものぐさな動物で、昼間で、ただ食べたり、ゆっくりと日当たりして、忙しい人々から不満を買うためであると思われる。したがって、ここでは、猫にはお腹がいっぱいになってから何もしない怠け者としてのイメージがあると考えられる。なお、「猫の手も借りたい」は中国の「忙的晕头转向,忙得不可开交」とほぼ同じ意味を持っている。 (4)「.猫ばば」とは悪事を隠して知らない顔をすること、特に拾った物をひそかに自分の物にすることのたとえである。 例:A:「清田という男が隠したものを、探そうと思ったんです。」 B:「要するに、人のものを猫ばばしようと思ったんだ。それはだめだよ。」(志水辰夫、「情事」) この例文からわかるように、「猫ばば」はほかの人の物をひそかに自分のものにすることのたとえとして、当事者の不正行為を責める時に使われる。その語源には二つの説がある。一つは「猫+婆(ばば)」とする説である。この説より、「猫+糞(ばば)」とする説を信じている人がより多いそうである。それは猫が糞をした後、後足で土をかけて隠す習性があることから生じたものである。ここでは、「猫」は土をかけて「糞」を隠す主体(当事者)である。そのため、この説の中には「猫」が悪事を隠して知らない顔をする人として扱われると思われる。この「猫」も悪いイメージを持っていると言えるだろう。なお、中国語の「隐恶装善,蒙混过关」とほぼ同じ意味を持っている。 以上の慣用表現の例からわかるように、猫についての慣用表現の多くはけなす意味を持っている。その中の「猫」もあまり良くないイメージを持つことが明らかになっただろう。実はこのような慣用表現はまだ多くある。 例えば: 猫は三年の恩を三日で忘れる(猫养三年恩,三天就忘尽) 猫も茶を飲む(做与身份不相符的事) 猫は虎の心を知らず(燕雀安知鸿鹄之志哉) 猫は長者の生まれ変わり(自恃尊者,日语毕业论文,怡然自得) 猫が熾きをいらう(狗拿耗子多管闲事) 3.おわりに 日本人の日常生活で欠けないものとしての猫は既に日本艺术、日本語に深い影響を及ぼしている。日本人は猫に特殊な感情を持ち、猫のことが大好きだと言っても過言ではないだろう。しかし、猫についての慣用表現では、けなす意味を持っているのが多くある。そして、本稿によって、その中の「猫」は通常マイナスイメージを持っていることも明らかになったが、この独特な言語現象が形成された原因までは言及できなかった。今後はこれを探讨したい。 参考文献: [1]尚学図書.『ことわざ大辞典』[M].東京:株式会社小学館,1982年 [2]王锐.『日本语惯用句ことわざ详解』[M].外语教育与探讨出版社,2017年 [3]王秀娟.「日语谚语中的猫」『日语知识 』,2017年 [4]赵玉柱.「日本的猫艺术」『日语知识』,日语论文,1998年 |