太宰治后期著作中男主人公形象的对比探讨-以《斜阳》《人间失格》为例//开题报告/文献综述
太宰治後期作中の男性主人公像に対する比較探讨―『斜陽』『人間失格』から
要 旨
太宰治は日本戦後無頼派の代表作家である。その作風は暗く、登場人物がよく作者自身の体験と重なり、でたらめな生活を送っているが、しかし、著作に作家の鮮明な個性と深い思想がある。本論文では、後期に創った最高の二作――『斜陽』と『人間失格』の男性主人公を探讨対象とする。
本論文では、テクストへの直接的な探讨措施をとる。二作の三人の男性主人公について、それぞれ二つの視点からその特徴を論じ、そして、太宰がどのような意図をその人に隠したのかについて、筆者の意見を述べる。最後に、三人それぞれの特徴と太宰が彼らを創る狙いを明らかにした後、『斜陽』の男性主人公である直治と上原を一緒にし、『人間失格』の大庭葉蔵と比較することによって、本稿の結論にいたる。
三人の男性主人公ともにデカダンスであるが、作中において、果たした役割が根本的に違う。『斜陽』の直治と上原は主人公とはいっても、実は脇役で、その役割が主人公の和子の明るさと勇敢さを引き立てることである。それに対して、『人間失格』の大庭葉蔵はうわべで人間恐怖症で悩んでいるが、実は人間の虚偽とあざむき合うという、信用できないところを鋭く批判していた。
人物設定の中に隠れている太宰の思想を探ることと、二作の男性人物像を比較することが本論文の重点であり、成果もそこにある。
しかし、本論文では、日本戦後の社会背景、無頼派という文学流派、太宰の前期と中期の著作について、知識が不足なため、略论が足りないところがある。今回の論文をきっかけに、太宰の生涯とその思想、著作をさらに深く掘り下げて探讨したいと思う。
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