对司马辽太郎眼中的蒙古的考察/司馬遼太郎の目に映るモンゴルについての考察
摘 要
司马辽太郎是日本战后大众文学的大家，被称为日本的“国民作家”。他的历史小说、纪行文和谈话集在日本乃至世界上都有很高的评价。处女作《波斯的魔术师》、系列纪行文《街道漫步》等著作中对蒙古和中国少数民族、骑马民族的独特认识一定程度上作用了日本人的意识和观点。本论文主要通过研读司马辽太郎以上著作和纪行文，深入考察司马辽太郎及其著作中对于蒙古族的描述和对中国少数民族的观点，来研讨司马辽太郎对蒙古和骑马民族的观点的变化以及产生此种变化的原因，从而更好地把握司马辽太郎眼中的蒙古。实际上，《街道漫步 蒙古纪行》这本书中的蒙古体验，是司马辽太郎的蒙古观变化的重要原因和转折点，也使其蒙古观更具真实性。这本书围绕“舒适”这个关键词，展现了司马辽太郎后期的蒙古观——蒙古是个舒适、开放、和平的国度。
关键词：司马辽太郎；蒙古观；骑马民族；中国少数民族
要 旨
司馬遼太郎は日本戦後の大衆文学の巨匠であり、「国民作家」と呼ばれている。デビュー作『ペルシャの幻術師』、連続紀行文『街道をゆく モンゴル紀行』などの著作は中国周辺のモンゴルや中国騎馬民族を題材に創作したものである。それらの著作は日本での中国周辺の民族についての語りに大きな影響を及ばしている。本論文は司馬遼太郎の関係著作におけるモンゴルや中国騎馬民族を言及する内容を取り上げ、従来の先行探讨を踏まえたうえで、司馬遼太郎の目に映るモンゴルと騎馬民族の実像を明らかにし、司馬遼太郎のモンゴル観の遍歴及びその原因を考察してみた。モンゴル体験は司馬遼太郎のモンゴル観の遍歴の原因で、モンゴルに関する文学創作の重要な転換点になった。「モンゴル紀行」は司馬遼太郎の新たなモンゴル観のキーワードである「気楽」を示す。氏の目に映るモンゴルが心地よいところで、開放的な平和地であるという結論を導いた。
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