国外では、日本学者の伊藤漱平の《『红楼梦』に於ける象徴としての芙蓉と莲と-林黛玉、晴ブン并びに香菱の场合》と森中美树の《『红楼梦』の中の海棠-梦の世界に现実を见つめて咲いた花-》二つの论文で、『红楼梦』はよく花を用いて女性イメージを象徴したことを提出して、具体的に林黛玉や晴ブンという人物イメージを略论した. 1.2『源氏物语』の花についての探讨 『源氏物语』に関して、国内では上げればきれないほど多い.1936年、周作人は『谈日本艺术书』という文章の中で「源氏物语はまさに日本の红楼梦だ』と书いていて、始めて『源氏物语』を『日本の红楼梦』と呼んだ.二十世纪八十年代、豊子恺の『源氏物语』の中国语訳本が世に问いた後、中国の『源氏物语』についての探讨が始まった.四川外国语大学の教授姚继中は着作の『「源氏物语」と中国艺术』でそういう论点を提出した.『源氏物语』が日本伝统艺术と文学に生じたものだが、それと同时に中国伝统艺术の精华も入れて込んだという.そして东方艺术を探讨している専门家叶渭渠は『日本文学史』と『日本文明』で、『源氏物语』が体现してきた仏教観や自然観や审美観などと中国艺术と文学との関系を述べた.そして、『源氏物语』と『红楼梦』を対比して、相违点と共通点を指摘した.また、国内で『源氏物语』の登场人物、たとえば源氏光や紫の上、玉鬘、末摘花、朝顔などについての论文と着作も多い. 日本では、芳贺矢一は彼の着书『国民性十论』と『日本人』でそう述べている.『源氏物语』であっても、その中から出た和歌であっても、花に好んで、よく花のことを描写して、人を花にたとえる.それは、稲作艺术によって形成してきた日本人の新植物性という作用が文学に及んで、そういう文学伝统が定まったからである.そして、日本の学者青木登は『源氏物语の花』という著作で述べたように、「季节を彩る花、その移ろいの中に「源氏物语」の世界は展开された.全五十四帖に登场する花を各帖ごとに取り出し、その花を通して「源氏物语」の世界を旅する.」 1.3 探讨の目的と意义 上述のように、国内外でも、たくさんの学者や探讨者は『源氏物语』と『红楼梦』二つの著作において、多くの着书や论文を作り上げて、その二つの著作から表现してきた「美人を花に譬え」という描写についても探讨した.しかし、その文学现象を二つの著作において比べて探讨することはまだない.そして、大部分の探讨者はただその现象の共通点を探し出して、共通点の里に隠していた相违点が见つからなっかた.私の论文の目的は例の比较をして、共通点と相违点を探し出し、それぞれの原因を见つかり、「美人を花に譬え」という描写を通して、中日艺术と文学のそれぞれの特性を探求したい.それによって、中日の「花を美とする」という共同の审美観があるので、日本と中国の艺术や文学の相互理解と交流を深める. 2 二名着から登场する美人を花に譬える例とその原因 2.1 美人を花に譬える例 上述のように、二つの小説も一人の男子をめぐって沢山の女性を描いたとか、共に国内でも世界でも大切な地位がもっているとか、いろいろな共通点をもっている.しかし、その二つの小説をよく読むと、ある共通点を出さなければならないと思われる.それは花のことである.それでは、『源氏物语』と『红楼梦』の中から出てきた女性を花に喩えた例を挙げてみよう. |