人間が社會生活をする上で、相手と自分の關係によって表現を変え、禮儀正しく、品位あるように使用する言語の形式が敬語である。
本論文は言語行動(敬語行動)に焦點をおいて、...
人間が社會生活をする上で、相手と自分の關係によって表現を変え、禮儀正しく、品位あるように使用する言語の形式が敬語である。
本論文は言語行動(敬語行動)に焦點をおいて、韓․日の敬語成立の条件を始め、敬語使用における人間關係を理解するために、ドラマ「冬のソナタ」のシナリオ日本語版・韓国語版を中心に敬語使用の實態を調査、略论した。
考察の結果、次のような結果が得られた。
1.人間關係において、日本の家族間は日常生活では一般的に敬語を使用しない。その理由として、内․外の関係をあげることができる。しかし、嫁→舅・姑の場合は、 婚姻により社会的観点からは内の関係であるが、心理的には外/疎の関係が起因して、敬語を使用している例が見られた。敎師と學生の場合は、職位、年齡の上․ 下關係よりも、心理的な 親․疎關係によって敬語が選擇・使用されている。また、職場では社會的な職位や權力の上․下關係を中心して敬語使用が変化する。一 方、韓国語の敬語は絶對敬語であるため、ドラマの中でも職位、年齡の上․下關係によって敬語が使用されている。
2.日本語は怒り、口論、意思表示、あてこすり等に、敬語を使用する傾向が多く見られた。
3.韓․日両国とも敬語の選擇は、親․疎關係によって行なわれている。特に、初對面 や公的な場面では敬語が用いられている。
4.場面(謝罪、感謝、依賴)による韓․日両国の敬語使用を見ると、普段の敬語使用
の如何とは關係なく、全般的に敬語が使用されていることから、韓․日両国とも敬語
使用の条件は場面が最も大きく左右していることがうかがえる。
5.敬語の分類では、日本語の敬語は接頭語「お」と「ご」を付加した特殊語彙を用
いた表現が多い。また、品格維持のための手段として美化語が多数使用されている 点等が、韓國語の敬語とは大きく異なっている。
最後に、総体的に見ると、日本語の敬語は表面的、社會的な觀念よりも、心理的な内/外の関係、あるいは親․疎關係による敬語の選擇・使用が基本になっている。また、相手に対する尊敬のための敬語使用よりも、話し手が聞き手をどう待遇したいのか、あるいは心理的な距離や感情を效果的に表現するために、敬語を使用する場合が多い。
以上、本論文では、ドラマ「冬のソナタ」の韓․日シナリオを中心に両国の敬語使用の比較考察を行なった。しかし、略论の対象がドラマ「冬のソナタ」一つに限ったものであるため、場面設定や人間関係が限定されている点が欠点といえる。従って、今後、より多くの著作を略论した敬語使用の実態把握に努めることを課題としたい。
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