身體語彙は、単に身體部位のみを指したり、その機能や活用だけを表わしたりするだけでなく、人間の感情をより效果的に表現している。
本硏究では、韓国語と日本語の身體...
身體語彙は、単に身體部位のみを指したり、その機能や活用だけを表わしたりするだけでなく、人間の感情をより效果的に表現している。
本硏究では、韓国語と日本語の身體語彙慣用句を中心に、特に目に見えない體內機關及び、分泌物·生理現象に関する慣用句を対象として、両国語の比較・略论を試みた。具体的には、まず、各々の慣用句に用いられている素材を項目別に分類し、次にその素材が比喩する表現と意味は、それぞれ何であるかを比較・略论してみた。
略论の結果は以下の通りである。
一、素材による韓·日慣用句の分類過程で、日本語の慣用句と比較して韓国語の慣用句には、體內機關を素材にした慣用句の特徵として、同じ意味を持つ異なる語彙が多く發達していることが分かった。
二、韓国語と日本語の慣用句は、両国語とも比喩表現の素材として體內機關を多様していることが分かった。また、それらは主に、感情や感覺を描寫・比喩する役割を果していることが明らかになった。
三、韓·日慣用句において、人間の感情や気分を表わす各素材別の意味の一致程度は、分泌物·生理現象に該当する慣用句よりも、體內機關に該当する慣用句に最も強く表われている。
四、韓·日慣用句の中で、語彙自体の持つ意味で比喩される慣用句もあるが、韓国語に反して日本語の慣用句では、本来の意味とは異なる特異な意味で、比喩表現される慣用句があることが特徵として挙げられる。
五、體內機關を素材とする慣用句において、一つの部位を指す語彙が韓国語慣用句は多様であり、それらの語彙は主に卑語が多く、用いる語彙によって相手に異なるニュアンスを与え、輕蔑や卑下の意味を强調したりすることが明らかになった。
六、韓·日両国語とも、その慣用句が伝えている意味を略论した結果、肯定的な意味よりも、否定的な狀況を描寫する比喩表現が多いことが分かった。また、否定的な意味とともに、人間生活においてよからぬ行為や感情狀態を表わすことに多用されていることが分かった。
七、分泌物·生理現象の素材の中で「침·군침/唾·涎, 땀/汗, 구역질/反吐, (헛)기침/咳 과 똥/糞, 하품/欠伸, 소름/総毛, 학질/おこり」の比喩表現は、韓·日慣用句とも数的にも少なく、その意味も共通している。
最後に、韓国語は諺と慣用句との区別が明確でない点と、日本語に比べて慣用句に関する資料が不足しており、日本語慣用句事典にはあるが、韓国語慣用句事典には載っていない表現が多いことが明らかになった。それら慣用句の用例を挙げて説明できなかた点が惜しまれる。
以上、本稿では體內機關と分泌物·生理現象に関する慣用句を中心にした比較・略论を試みたが、今回扱うことができなかった慣用句の全般的な部分と諺を對象にした考察は、今後の硏究課題にすることにしたい。
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