【日本語抄録】
本論文は「現代日本語の新語についての一考察」という題で2001年から2005年までの(以下、「2001-2005」と略称する)の日本語の新語を中心にその内容及び...
【日本語抄録】
本論文は「現代日本語の新語についての一考察」という題で2001年から2005年までの(以下、「2001-2005」と略称する)の日本語の新語を中心にその内容及び時期的な特徴などを略论考察することを目的とした研究である。具体的には主に「現代日本語の新語の言語学的な特徴の把握」と「現代日本語の新語の移り変わりの様子の把握」という二つの観点に焦点を合わせて略论と考察を行っている。
論文の研究資料は日本の自由国民社で毎年出版している『現代用語の基礎知識』の2001年から2005年までの出版本を対象にした。その中でも各々の年の新語として提示されている用語を対象とした。上記の対象資料の新語について「語種、語構成、分野別、その外」の四つの観点に分けてそれぞれの特徴を略论した。
まず、第2章は「2001-2005」の新語の語種についての略论である。「2001-2005」の新語の総数2120語の中で単種語は1200語で全体の57%を、混種語は920語で43%を占めていた。単種語の中では漢語が58%で最も多かった。外来語は41%でその使用比率が比較的高かったが、和語は約1%にすぎなかった。このように漢語の比率が高いことは新語を作るに當たってその組み合わせや縮約が容易な特徴を利用しているためであると考えられる。混種語の中で最も多く現れた組み合わせは「外/漢」で、その次は「漢/外」であった。この2種類の組み合わせが混種語全体の61%という高い比率を占めている。また、「2001-2005」の新語を年度別にみた時の最も大きい特徴は外来語の比率が毎年少しずつ増えていることである。
第3章では「2001-2005」の新語の語構成について略论した。語構成は大きく単純語、合成語、再合成語に分けられるが、これらの比率は大略6%、92%、2%でその殆んどが合成語であった。本論本では合成語を一般的複合語と単純語用法の複合語に分けているが、その中で単純語用法の複合語の方が57%でその比率が多かった。これら単純語用法の複合語は固有名詞、頭文字、派生語要素の単純語用法の複合語、再合成語要素の単純語用法の複合語などの造語の特徴を見せていることが分かった。一般的な複合語の場合は「名/名」の組み合わせが全体の49%で最も多かった。「名/名」の組み合わせの中では「漢/漢」、「外/漢」、「漢/外」などの組み合わせが多かった。また、語構成の観点からの略论では年度別の特徴の違いは特に見當たらなかった。
第4章は「2001-2005」の新語の分野別特徴の略论である。「政治」の分野では漢語が全体の語種の73%を占めていた。これは「政治」の分野ではもちろん12のすべての分野の中でも最高の比率である。「各国事情」と「国際情勢」の分野では外来語と漢語の組み合せの混種語が多く現れた。「情報․メディア」の分野では単種語の外来語が全体の45%を占めていることが大きい特徴である。混種語でも外来語の使用比率は高かったが、その中でも「デジタル、インターネット」などのような新文明の意味を表す語が多かった。「科学․技術」の分野では「2001-2005」の新語全体に比べて外来語と混種語の比率が高かった。また、他の分野に比べて単種語と混種語で和語が多く現われていた。単種語の和語は衛星や小惑星などの名前を表す固有名詞の場合が殆んどであった。「医療․健康」の分野では医学に関わる用語に外来語が多かったが、その割合は低い方であった。これは外国から受け入れた医学用語を漢語や和語に変えて使っているためと考えられる。「風俗․流行」の分野では外来語の比率が85%で大勢をしめていた。これはファッションや美容に関わるものごとを外国から受け入れる際に外国の言葉をそのまま使っているためと考えられる。語構成では単純語の割合が高く現われたことも特徴の一つである。「スポーツ․レジャー」の分野の特徴も「風俗․流行」の分野と同様な傾向であった。外来語が全体の50%を占めていたが、これは運動器具や運動競技などの名前を外国から受け入れる際に外国の言葉をそのまま使っているためと推測される。
第5章では「2001-2005」の新語について語種や語構成の観点以外の特徴を考察してまとめた。第一は頭文字の表記の変化で、「ニート(ET)」のように頭文字の組合わせを一つの英語の単語の発音のままカタカナで表す新語である。第二は強調の目的の表記変化で、一般的に漢字や平仮名で表記される単語をその意味を強調するためにカタカナで表記した新語である。第三は省略と縮約で、省略された単語が新語になった場合と二つ以上の単語が省略の過程を経て縮約の形で作られた新語である。第四は音韻変化による造語法で、二つ以上の単語が省略の過程を通して一つの単語に縮約されながら音韻変化を起こす場合である。第五は外来語の受容様相である。ここでは外来語の中で最も多く現われている英語とその外にフランス語、ドイツ語、韓国語、メキシコ語、中国語などの受容の様子を考察した。第六は當代の話題の新語化で、うわさになった本や映画の題目、様々な事件や政策などその時代に話題になったのが新語になった場合である。
上記のように本論文では「2001-2005」の新語を「語種、語構成、分野別、その外」などの観点に分けてその特徴を略论考察した。この論文を土台にして論文の資料や範囲、観点や基準などについてさらに検討と構想を重ね、今後より完成度の高い研究につないでいきたいと考えている。
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