日本語の動詞「こえる」と「こす」は、「超越」という意味を表し、移動動作の過程と結果で共通点と相違点を見せる動詞である。本論文では二つの動詞とそれに対応する韓国...
日本語の動詞「こえる」と「こす」は、「超越」という意味を表し、移動動作の過程と結果で共通点と相違点を見せる動詞である。本論文では二つの動詞とそれに対応する韓国語の動詞「넘다」に関し、それぞれの対応関係を考察した。
「こえる」は、移動する動作、つまり移動過程を表わす。意味を整理して見ると、①「平坦でない道を移動する、山など具体的な対象は抽象的な意味も表わす」②「夏、冬など過ごしにくい時期が過ぎる」③「数値が基準限界より上になる」④「先生など水準が高い相手より能力値が優れる」⑤「一般的な考えや規則の範囲が外れる」⑥「対象が意味する本来の意味以上になる」という意味を表わす。
「こす」は、移動した結果、つまり移動が終わった結果を表わす。意味を整理して見ると、①「平坦でない道が終わる地点まで移動する、山など具体的な対象は抽象的な意味も表わす」②「夏、冬など過ごしにくい時期が過ぎる」③「数値が基準限界より上になる」④「先生など水準が高い相手より能力値が優れる、物の比較をする時も使用する」⑤「ボールが人の頭の上を過ぎる、“順序を無視する”というような抽象的意味も表わす」⑥「住む所を移す」という意味を表わす。「こえる」と「こす」は、移動する対象が、山など平坦ではない道を移動する動作がある点で共通項があり、具体的な対象を抽象的な意味でも表現し、難関を克服するという意味を表わす。そして、時期を経過することを表わし、決まった数値を超過することを意味する。
これに反して「こえる」と「こす」は、①「移動動作の過程と結果」②「時間を通じた経験の過程と結果」③「水準が高い相手より優るための努力の過程と、相手を追い越したという結果」④「数値の過程と限界を超過した結果」という相違点がある。
韓国語の「넘다」は、①「平坦でない道が終わる地点まで移動する、山など具体的な対象は抽象的な意味も表わす」②「夜の12時を経つ、春や夏のような過ごしにくい季節などの時期を経過する」③「増加している数値が限界を超過する」④「先生など水準が高い相手より能力値が優れる」⑤「一般的な考えや規則の範囲が外れる」⑥「なわ飛びをするなど、本体が空中を飛び上がって降りてくる」⑦「ボールが人の頭の上を過ぎる、“順序を無視する”というような抽象的意味も表わす」⑧「決まった量がいっぱいになり、残りが外に出る」という意味を表わす。
日本語の「こえる」と「こす」の意味は韓国語の「넘다」に対応している。韓国語の「넘다」の「なわ飛びをするなど、本体が空中を飛び上がって降りてくる」「決まった量がいっぱいになり、残りが外に出る」という意味は日本語の「こえる」と「こす」には見られない。また、日本語の「こす」の「住む所を移す」という意味は韓国語の「넘다」には見られない。
このように、韓国語の「넘다」は日本語の「こえる」「こす」より意味領域が最も広く、ほとんどすべての意味領域で対応関係を表わすことが分かった。
,韩语论文网站,韩语论文题目 |